石割の桜


この敷地は岩手県盛岡市の南部藩の家老であった北家の屋敷跡で、現在は盛岡裁判所構内にあります。どういうわけでこのように石が割れたか明らかではありませんが、約350年余り前落雷によって割れ、その割れ目に桜の種が落ち込んで生育したと、更に別な一説に石のひびに桜の種が落ち込んで生育するにつれ石を割ったといわれています。石は花崗岩で周囲が21m、桜はシロヒガン桜(エドヒガン)で樹齢350年前後とされています。現在幹の周囲は4.6m、樹高10.8m、枝張りは東西に17m南北に12.8m。石の割れ目は北側南側共に少しずつ広がっている。大正12年、国の天然記念物に指定。


 
 
 
 

(2005年5月撮影)


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