地蔵禅院しだれ桜(京都府指定天然記念物)


 玉津岡神社参道の脇にたたずむ曹洞宗の小さなお寺で、見晴らしの良い高台にあります。
鐘楼の横にあるしだれ桜は江戸時代享保年間に植樹されたといわれており、円山公園の先代のしだれ桜と親木が同じで、現在の円山公園のしだれ桜の叔父にあたります。
また鐘楼下の畑には樹齢100年になるこのしだれ桜の子桜が2本植樹されています。
境内にはこのほかに江戸彼岸や水害復興記念にと当時の京都府知事から贈られたソメイヨシノなども植えられています。
地蔵禅院のしだれ桜は、高台にあるにもかかわらず、玉川沿いのソメイヨシノよりも一足早く開花が始まり、中庭のソメイヨシノや八重桜、自生の山桜などが順に開花してゆきます。
この地蔵禅院の境内からは井手町の集落から木津川、天候がよければ遠く金剛山・葛城山・二上山などが一望でき、大変美しい眺めが楽しめます。(井出町商工会より)
所在:京都府綴喜郡井手町大字井手小字東垣内16
問い合わせ先:井出町商工会



 
 
 
 
 
 

(2003年3月撮影)