又兵衛桜
奈良県宇陀市大宇陀本郷樹齢300年と言われている一本桜。大阪の陣で活躍した戦後武将・後藤又兵衛ゆかりの瀧桜。
後藤基次(通称:又兵衛)とは大阪夏の陣・冬の陣で活躍した豪傑として知られている。
大宇陀町薬師寺の境内に墓があるが、乱戦の中に討死したという説。
一方、1615年大坂の陣で豊臣方は敗退したが、又兵衛は再挙兵の夢捨てがたく、城中より逃れ、紀州を回って知人を頼り、本郷の鉱泉で傷を癒す。しかし世は徳川の天下となり、僧として晩年を終えた人物という生存説がある。
(1996年4月撮影)